カサンドラの日記

発達障害のダンナさんとこどもを持つ主婦の日記。

夫の奇妙な行動。。。④

「カサンドラの日記」という奇妙なブログタイトルを「???」と思われた人もいるかもしれない。

 

 

「カサンドラ」というのは発達障害者の配偶者で、意思疎通が上手く立ち行かないために体調や精神に影響が出てくる「カサンドラ症候群」から取ったものだ。

 

 

 

夫は事実を捻じ曲げるのが得意だ。というか、本人に捻じ曲げている自覚は薄いのかもしれない。ただ堂々と過去の出来事を捻じ曲げ、自分の都合のよいようにすり替えて記憶していることが多いのだ。

 

 

 

だからワタシが悪者にされてしまうようなシチュエーションでは「え?そうじゃなかったよね?よく思い出してみて。。。」と横から言うワタシの様子を見て、相手方は思うのだ「妻がウソをついている」と。

 

 

 

 

 

この件に関してはいろいろ困ったことがある。

 

 

 

 

たとえば義母との関係だ。

 

 

 

数年前、義母がものすごい剣幕でケイタイに電話をしてきた。

 

 

 

その日はちょうど夫がこどもを連れて実家に帰っていた最終日だった。

時間的にはそろそろ帰途につくような頃合いで、もちろん夫とこどもが帰ってきたら「無事に着きました。お世話になりました。」とお礼の電話も入れるつもりでいた。

 

 

 

ところがだ。

 

 

「◯◯さん、あなたうちに来るのがイヤだったから一緒に来なかったんでしょ!!!息子から聞いたわよ!!!本来嫁なら来るのが筋ってもんでしょっ!!!!!!イヤでも来るべきよ。嫁なんだから!!!!!」

 

 

かなりのご立腹だ。

 

 

その時、何故ワタシが一緒に行けなかったのか、というとそれも本当に些細なことだったのだ。

 

 

 

夫が帰省したいと言いだしたのは、行く2〜3日前のことだった。

 

 

 

飛行機に乗らないと着かないような距離に住む義母・義父宅にこどもの着替えやおもちゃ、タオル、自分達の着替えやら洗面用品やら・・・と全部を準備するのはワタシにとっては大変なことだった。

 

 

 

何しろその大荷物は全部ワタシが持つハメになるのだから。。。

 

 

 

空港までは電車なので、大荷物はワタシがリュックと大きなスーツケースをガラガラ引く形になる。夫はリュックなんてかっこ悪くて背負いたくないというからだ。

 

 

予めわかっていたら先に宅配便か何かで、現地に送ってしまうのだ。

 

 

ところが行き当たりばったりで計画性のない夫は突然「実家にこどもを連れて行きたい」と言い出し、ワタシはついうっかり言ってしまったのだ。

 

 

「そういうことは予め教えてもらえないと、荷物のこととかもあるし困る。急に言われても準備が大変だから。。。」

 

 

もちろんその言い方がカレにとってはおもしろくなく、キツイ言い方に聞こえたのかもしれない。

 

 

 

 

そして言ったのだ。「わかった!!!なら、オマエは来るな!!!!」

 

 

慌ててワタシも言った「行きたくないとは言わなかったじゃない?!」

 

 

「同じだ!!!オレの実家なんだからオマエは来るなと言ったら来るな!!!!」

 

 

 

 

 

この状態だとお手上げだ。だから言った。「じゃ、ワタシは行かないと言ってはいないけれど、来てほしくないならお義母さん達にもそう説明してね」

 

 

 

そんなやりとりがあって、ワタシはカレの実家に行けなかった。

 

 

 

それが事実だ。

 

 

 

でもお義母さんからは、あなたが来たくないというから来なかったんでしょ、という内容だった。

 

 

寧ろ「ウソをつくな!」と言われているようだった。悲しかった。

 

 

 

結局夫は事実を捻じ曲げて義母に話して、それを鵜呑みにした義母が腹を立てて電話をしてきたという流れだったようだ。

 

 

 

 

「ワタシは無実です。違います。」

 

 

 

どんなにそういった内容を伝えようとしても周りの人達に信じてもらえず、自信を喪失していく。

 

 

 

それが「カサンドラ」だ。